世界で一番アルコール度数の高いお酒をご存じですか?
「スピリタス」です。
名前を聞いたことのある方も多いかもしれません。
スピリタスのアルコール度数はなんと95~98度。
想像がつきませんよね。
スピリタスは、ウォッカの一種で、ジャガイモやトウモロコシを原料として造られます。
しかし、ウォッカは度数40度ほどでスピリタスとは全然違いますよね。
ウォッカの作り方は、砕いた穀物と水から酵母を加え発酵し、蒸留を繰り返します。
さらに水を加えてアルコール度数を調整するのですが、スピリッツはこの水を加える工程を省きます。
そのうえ蒸留回数を70回以上と多くすることで、アルコール度数を高くしているのです。
ストレートで飲むと、熱を帯び、強烈な痛みを感じてしまいます。
そのまま飲むのではなく、フルーツを入れて果実酒にしたり、
ジンジャエールや炭酸水と割るなどアレンジを加えて飲んだほうがおいしくいただけます。
また、気を付けないと引火してしまう恐れもあります。
間違ってもタバコを吸っているときなど火の危険がある場所では飲まないでください。
気化したアルコールに引火する場合もあります。
スピリタスは、アルコール度数が高いということで注目されますが、
危険性もあることを頭に置いてアレンジして楽しめると良いですね。