スコッチウイスキーの一つ「モンキーショルダー」を知っていますか?
クセがなく、飲みやすいのでカクテルのベースとしても使われることの多いブレンデッドモルトウイスキーです。
その歴史は2005年とまだ新しいもの。ですが、使用するモルト原酒は1903年に創業と、100年以上続く老舗企業であるウィリアム・グラント&サンズ社のものを使用。
スペイサイドのグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィの3つの蒸留所の原酒を使って造られています。グレーン原酒を混ぜずに作るブレンデッドウイスキー、という新しいチャレンジをしたのです。
「モンキー」と付いていると猿のことかと思ってしまいますが、猿ではありません。
モンキーショルダーの名前の由来は、作り方からきています。
「フロアモルティング」という方法を知っていますか?
蒸留所で麦芽を作るときに、モルトマンという職人がシャベルで床一面に敷き詰められた麦芽を混ぜていく作業です。
このフロアモルティングをするときに肩が痛くなってしまったときのことを「モンキーショルダー」と呼びます。
このウイスキーはモンキーショルダーになるほど製造を頑張った職人たちへの敬意としてつけられたと言われています。
クセがなく、飲みやすいモンキーショルダーですから、カクテルにぜひ飲んでみてくださいね。