ウイスキーの「カスク」という用語はご存じですか?
「カスク」とはウイスキーを熟成させるときに使う「木樽」のことで、ウイスキー造りで非常に重要な役割を担っています。
今回はこの「カスク」とはどんなものなのかご紹介します。
カスクの役割は大切と言いましたが、それはウイスキーにとっての命である香りがカスクによって変化するからです。
ウイスキーは熟成させる前は透明で、カスクで熟成させることにより、ウイスキー独特の色や香りが付きます。
どのカスクを使うかでだいぶ風味が変わることが分かります。
カスクには種類があり、どのカスクを使うかによってお酒の風味に変化が出るのです。
例えばオーク樽。
ホワイトオークやヨーロピアンオークという木が使われています。
スコッチウイスキーのカスクはホワイトオークとヨーロピアンオークです。
日本製では、ミズナラの樽があります。
日本独特のウイスキーが出来上がります。
他にも、シェリー酒を貯蔵するときに使うシェリー樽は香りの強いウイスキーに。
またバーボンを熟成させるときに使うバーボン樽は使い捨てされています。
そのため他のウイスキーを造るときにバーボン樽がもう一度使われることもあるんです。
ウイスキーは奥が深く、難しい用語も多いですが、調べてみるとより楽しんでお酒が楽しめますね。