「赤ワインは常温」、「白ワインは冷やして飲むとおいしい」。
よく謳われることですが、果たしてこれは本当でしょうか?
常温と言ってもそれぞれのご家庭や季節によっても部屋の温度は違います。
冷蔵庫も野菜室やよく冷えるところなど入れる場所によって変わりますよね。
赤ワインが常温と言われるのはヨーロッパで昔洞窟にワインを保存していたことからきています。
だいたいその気温が14~17℃。
これでは夏場に部屋に置いていては気温が高すぎることがわかります。
気温の高い部屋に置いておくと、タンニンによる渋みがまろやかになったり、甘味が濃厚になったり味が変化します。
白ワインは6~12℃で保管して飲むのがいいでしょう。
赤ワインより冷やして飲む理由は、白ワインにはタンニンが少ないからです。
タンニンは渋みの原因にるため、温度を上げてまろやかにする必要がありません。
また、冷蔵庫に入れる場合は野菜室がおすすめ。
冷蔵室は2~6℃ですが、野菜室は3~8℃で白ワインの適温に近いのです。
甘いものは冷やして味を締めてみたり、渋いものは常温にして飲みやすくしてみたり、
ワインによってどの気温がベストか考えてもいいですね。
夏場の暑さに気をつけて、ワインの温度による味の変化を楽しんでみてください。